FITC tokyo 2011 で仰天した

published at 2011.12.06 02:47

Flash制作者のための世界最大級のカンファレンス「FITC Tokyo 2011」に参加してきた。
最近インタラクティブなWebコンテンツへの関心が湧き出てきたことが契機となり参加したのだが、大興奮の2日間だった。

特に印象に残っているのは、Mr.doob氏・Golan Levin氏・中村勇吾氏のトークセッション「自分に正直でありながら仕事としても成り立つために Panel Discussion: Staying True and Staying Fed」である。
インタラクティブというとFlashとかHTML5を漠然とイメージしていたが、より広範な領域にまたがるものばかりだった。

コンピュータの流動性

自分に正直でありながら仕事としても成り立つために Panel Discussion: Staying True and Staying Fed

Golan Levin氏は「コンピュータの民主化」という言葉で、Mr.doob氏は「リアルタイムの追及」という表現を使っていたが、現在はコンピュータが流動的になってきているという。
90年代はデータをCD-ROMに入れ、あらかじめFIXされた形でしか存在できなかったが、今はリアルタイムの映像をUstreamで配信できるし、Flashなどの乱数を使えば流動的なコンテンツを作れるようになってきている。
文脈をつくり替えることによって、見る人間の感性をテンポラリーに引き出そうという試みに興奮した。そういえばMeniconのMagic MomentでもUstreamでリアルタイムに配信されている映像が使われるなど、リアルタイムを取り入れたコンテツが展開されている。
コンピュータっておもしろい。

Golan氏(39歳)と中村勇吾氏(41歳)は確か15年の付き合いだと言っていた。
ということは24歳と26歳の時にすでに会っていたということか。
俺もそういう人間とすでに出会っているのだろうか。

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