sunouchi blog / 考えることは、そこまで偉いか

エンターテイメント的なものはアート的なものよりも劣る、という見方がある。これはどういう考えから来るものか。

エンターテイメント的なものは想像力を働かせる余地が少ない。自分の頭で考えることが必要とされない。異なる可能性について想像をめぐらせることができないから、知的に退屈である。しかし、感情的には大きく動かされるから、人気がある。その結果、お金につながるため産業的に成功しやすい。

考えることが偉い、ということが根本にある。果たして、本当にそんなに偉いものか、疑ってみる。

考えることは楽しい、自分で全く脈絡のないものから要素を引っ張ってきて、新たな関係性を見つけるという遊戯は楽しい。ここにも楽しい、という感情が伴う。感情が大きく動かされる、という点では、エンターテインメントもアートも変わらないようである。では、偉い、というのはどこからくるか。

知的であることか。なぜ知的であることが偉いのか。考えてみたが、思いつかない。

考える、感動する、という観点からの理解を試みたが、うまく整理できない。他にどういう要素があるか。考えるでもなく、感動するでもない理由で、アートが偉い理由は何か。