図解言語とデザイン

published at 2018.07.20 08:38

図解言語という言葉をどこでみたか思い出せない。自分の書棚にある本のどこかに書いてあったはずだが、今朝探しても見つけられなかった。『視覚言語』というギオルギー・ケペッシュの本があるが、これが近いかもしれない。

「図解」と「言語」というそれぞれの言葉から連想されるものを列挙して行く。

図解
・視覚的に理解できるもの
・イメージ、想像力
・一目で分かる、さほど考えなくても理解できる形式
・数字、グラフ、チャートなど
・地と図、表面と海底
・見えない部分をも示す、明示するやり方と、暗示するやり方がある
・自分に示唆を与える図解と、他者に伝えるための図解は違う

言語
・ことば
・人が使うもの、動物は使わない
・いや、動物や植物も使っているかもしれない
・コミュニケーション、他者との意思疎通
・書きことばと話し言葉がある。もともとあったものは話し言葉
・死んだ状態(=書かれた言葉)と生きた状態(=話された言葉)
・常に変化する。新しい言葉が時代によって生成される
・緩やかな体系をもっている
・文法、運用上のルールがある
・多様である、多言語
・メッセージを運ぶもの
・言うこと、語ることの違い

デザインとは言語である。図解言語と文字言語から成る。デザインとはなにか、整然とした状態にする何か。

私が作ろうとしているものは何か。デザインという言い方をしているが、デザインという箱を取り去ったときに、それはデザインらしき形をしているものなのか。実は違うのではないか。

私が関心のあるものと、関心がないものを、一つのまとまりにして列挙して行く。

私が関心あるものの性質(関心あるもの / 関心ないもの)
・驚きがある / 退屈である
・新たな発見がある / 他者の言うことを受け入れる
・形がきれい / 生理的に受け付けない
・快楽のある / 退屈である
・またやりたくなる / 飽きる
・自分の中から探す / 知識を得る
・道具を介する / 人間の身体で完結する
・枠組みを作る / 既存の体系に則る
・素人芸 / 玄人芸
・キワモノ的 / 洗練
・方法的 / 反復できない

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