単位展はコンピューテーションを実践していた

published at 2015.03.23 02:17

単位展に行ってきた。
最近の俺の問題意識である「計算する」ことの示唆を得られる良い展示だった。

コンピュータでものを作るおもしろさは何かと考えたときに、「コンピューテーション」という言葉がひとつのキーワードになると考えている。
徳井さんのtumblrにて、浦川さんのsfpc報告会がまとめられているが、computingとcomputationの違いが分かりやすく書かれている。

ComputingとComputation. 似て非なる言葉だと思う. 同じように「計算」という意味だが、Computingがいわゆるコンピュータ、計算機での計算をさすのに対して、Computationは必ずしもコンピュータの関与を意味しない(が、それも含む)、より抽象的な意味での計算を意味するからだ. (参考: Computing vs Computation)

印象に残っている展示をいくつか書く。
・「りんごってどれくらい?」
りんごのサイズをイメージし、自分の手で円を作る。5秒後に、作った円のサイズは実際にどういうものか現れる。例えば、大きい円だと「マスクメロン 中」みたいなのが表示される。
・「速さの比較:マッハ1ってどれくらい?」
自分がマッハ1の速度で車を運転する疑似体験ができる。車を運転する動画がタイムラプスでマッハ1になるっぽい。
・「大工と曲尺」
大工が曲尺(L字型の定規)を使い、さまざまな形、量、長さなどを測る知恵を知る。例えば材木にななめに曲尺5cmの目盛りをあてると、5等分することができる。
・「ことば の おもみ」
天秤にかけて言葉の重さを測れる。文字の模型があり、それぞれの文字の重さが書かれている。

分かるだけでなく、体感できることは偉大だ。

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