「図を字にする」という発想
published at 2018.09.14 18:29
あるタイポグラフィをもとに、図案に変化させるという発想がある。それに対して、いくつかの図案を集め、それらを文字のような記号体系にしていくという発想がありうる。
David Bowie の最後のアルバムとなった「Blackstar」では、ユニコード文字としての図案体系が定義されている。
http://www.barnbrook.net/work/david-bowie-blackstar/
私たちはある対象のグループを目にする時、それらを何らかの記号体系として認識するのではないか。記号の意味づけは、見る人によって異なる分化がされ、独自の体系が築かれてゆく。図案集合を言語体系として定義する視覚表現が、「図を字にする」という発想である。